遅くなりましたが、去る11月13日に北山少年自然の家で開催された「北山ジュ ニアスクール」での天体観望会の報告をします。 佐賀天文協会からは私、園田と近藤さん・山口さんの合計3人で対応しました。当 初参加予定の永渕さんが急用で当日参加できずにザンネン。子供達も100人の予定 が78名でした。一応、県内の小学生の4〜6年生対象に参加を募ったそうです。そ の内、約3分の2が佐賀市からの参加で、また女子の割り合いも3分の2強でした。 当日は薄雲がかかり始めたので視聴覚室で15分程、レクチャーをして早速観望開 始しました。夏の大三角や主な星座の説明をした後に3台の望遠鏡を覗いてもらいま した。各自の望遠鏡と対象物は下記の通りです。 園田 ボーグ100ED アルビレオ 近藤 セレストロン C11 二重星団 山口 イプシロン 18cm プレアデス  途中、雲がかかったりしたので全員一巡するまでに時間が掛かり結局上記3対象し か見せることができませんでした。望遠鏡での観望途中に星座の説明をしたのですが なにせ、薄雲がひどく解説者自体が星座の形をつかめず四苦八苦、つまり「ゴマカシ モード」全開でした。(^^;ゞ 雲の晴れ間の「はくちょう座」付近にうっすらと天の 川が見えたのですが果たして何人認識できたものやら(・_?) 外での観望を開始してから30分位経過した所で天頂付近に0等星級のオレンジ色 の流星がフワリと流れました。方向や色・速度から判断して「おうし座流星群」のよ うです。後で子供達に確認したところ3分の1弱が目撃した模様で、流れ星目撃初体 験の子供も何人かいたようでした。結局この夜は人工衛星も含めて、いわゆる「飛び 物」はこの流星1個でした。でも印象に残る非常に美しい流れ星でした。☆彡 限りなくベタ曇状態になり始めたので視聴覚室へ移動し、今日見た星座と対象物を 3人交代で解説しました。少し時間が余ったので山口さんがパソコンを使ってトンガ で撮った南天の星空を投影し、色々と解説しました。その中で山口さんが「トンガで はさそり座が逆さまに見えるんですよ。」なんてことを口走ってしまったから、さあ 大変。次の質問コーナーでは「なんでトンガではさそり座が逆さまに見えるんですか ?」との鋭いツッコミが飛んできました。私は小学生レベルに分かりやすく解説する のに窮しましたが、近藤さんが黒板に地球とさそり座の図を描いて何とか切り抜けま した。(´ー`;) 最後に当日の水揚げを報告します。詳細は下記の通りです。 講師謝金 7,200円 (所得税は源泉徴収済) 講師旅費 3,312円 (所得税は源泉徴収済) 合 計 10,512円 講師は3人でしたので総額 31,536円の水揚げと相成りました。現金は事務局の副 島さんに入金済です。今回は「北山少年自然の家」主催事業でしたので小学校からの 依頼観望会に比べるとかなり高額の講師謝金でした。v(^^;